あんとすぅと いっぽいっぽ

子供といっしょにちょこっとお出かけ、働きながらちょこっと手作り・・・そして日々思ったことなどを綴っていこうと思います。

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斎藤隆介(著)・滝平次郎(絵)

家には斎藤隆介さん(著と滝平次郎さん(絵)の
コンビで書かれた本が3冊ある。

「花さき山」「モチモチの木」「半日村」である。

このうちの「花さき山」はかぁちゃんが子どもの時に買ってもらった本で
とっても大好きな大切な絵本。
ゆえに、実家からわざわざ持ってきた。

花さき山 (ものがたり絵本 20)花さき山 (ものがたり絵本 20)
(1969/12/31)
斎藤 隆介

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あんとすぅにも2.3歳の頃から読み聞かせしています。

最初の出だしはこう・・・

「おどろくんでない。
おらはこの山にすんでいるばばだ。
山ンばというものもおる。」


こんな風に秋田の方言で語られる物語は
その方言がもつ独特の暖かさを伴っており

この物語に添えられる滝平さんの切り絵は
黒を基調に力強く
それでいて、ところどころにそえられる
「赤」「黄」「青」の彩色が
目に、心に鮮やかに届けられます。

山に迷い込んだ少女あやは山姥に会い
足元にきれいに咲いている「花」のわけを
教えてもらいます。

「この花は、ふもとの 村の にんげんが、
やさしいことを ひとつすると ひとつ さく。」


そして、あやの足元に咲いている赤い花は
昨日あやが咲かせたものだというのです。

あやの家は貧しくて祭りの晴れ着を買ってやれない。
妹のそよは「かってけれ」とおっかぁに駄々をこねます。

そのときあやは言うのです
「おらは、いらねえから、そよサ、かってやれ」
このやさしさと健気さが山に花を咲かせるのだと言うのです。

「やさしいことを すれば 花がさく。
いのちを かけて すれば 山が うまれる。」


この「歌」のような一文がずっと心に残ります。
だから、この本がかぁちゃんにとって大切な本
として忘れられない本になったのでしょうか。

自分の命をなげうって村を救った大男
「八郎」と「三コ」
山になったこれらの男のお話も
斎藤隆介さんと滝平次郎さんの別の絵本で読むことができます。


「モチモチの木」
モチモチの木 (創作絵本 6)モチモチの木 (創作絵本 6)
(1971/11/21)
斎藤 隆介

商品詳細を見る
臆病で弱虫の豆太が
一緒にくらしているジサマが腹痛で苦しんでいる時に
真っ暗の夜道をひとり駆け出しお医者様を呼びに行く。

いつも真っ暗になるとオバケみたいにこわかった「モチモチの木」
勇敢な子どもだけが1年のうちただ1日だけ
灯がともるそれはそれは美しいモチモチの木が見られるのだと
聞かされながら
夜に「モチモチの木」を見るなんておっかなくてできない
と思っていた豆太は
お医者を呼びに行った夜道でそのうつくしいモチモチの木を見るのです。

その絵の美しいこと!

これはまさしく「絵」本なのです。
この滝平さんの絵でなくては!
と思わせるほどにこの1ページ見開きの絵はすばらしい。

夜道を一人、駆け出してジサマを助けた豆太ですが
ジサマが助かったらまた、
夜にはジサマを起こしトイレについていってもらう
甘えん坊に戻っています。
でも、それがいい!
豆太を見つめる、ジサマの眼差しはなんと慈愛にあふれていることか!
この愛情の中で豆太はきっとすくすくと育つんだろうと
想像できるラストシーンです。


「半日村」
半日村 (創作絵本 36)半日村 (創作絵本 36)
(1980/09/25)
斎藤 隆介

商品詳細を見る


ここで、あらためて
斎藤隆介さん(著)と滝平次郎さん(絵)の作品を紹介したのは
実はこの「半日村」があったからです。

少し前、新聞の記事で読みました。

震災で両親をなくした中学生の男の子
避難所で自ら志願して、「何か手伝うことはありませんか」と
避難所のそうじや配給品の配布などを手伝った。
それを見ていた他の中学生たちが
「親を亡くしたあいつがあんなにがんばっているんだから」と
自分たちも自分たちのできることを率先して行い
いつしか「中学生ボランティアグループ」が出来上がっている
という。


「半日村」のストーリーは・・・

大きな山が村に影を作り
1日のうち半日しか日が差さない貧しい村「半日村」
ある日、村の男の子「一平」は山にのぼり
山の土をけずりとって湖に埋め始めた。

「おらは、あの山を みずうみに 
うめちまおうと おもってるんだ」
     

山を崩して湖を埋め立てる

そんな途方もない思いつきを最初は誰もが笑いとばし
相手にしませんでした。

でも毎日、毎日続ける一平の姿を見て
一平の友達が一緒に山に登りはじめ
しだいに大人たちも一平やこどもに道具を貸してやったり
自分たちも土運びを手伝ったり・・・

大きな山はすぐにはなくなりません。

土運びは一平の子どもたち、孫たちに引き継がれ・・・

ある朝

朝日が「半日村」に射し込んだ!!

うめたてられた湖は畑に変り、
1日中お天道様の射し込む村は豊な実り多い村に変ったのです。



さきの、中学生の行動は
この一平の行動に重ねあわされた。

まるで、小さな土くれを少しずつ少しずつ
運び始めた一平のように・・・

東北地方の復興は大きな山を崩すほどに
長い期間が必要になるかもしれない。
でもいつか、「朝日」が射し込んだ「半日村」のように
瓦礫の山の被災地にまた人々の生活の活気が戻りますように。



斎藤隆介さん(著)と滝平次郎さん(絵)の絵本はどれも
本当に素敵。
八郎潟に身を沈め村を守った「八郎」のお話も
オイダラ山にかぶさって火を食い止めた「三コ」の話も。
いずれ、これらの本もほしいなと思っています。
これらの本には「美しい日本」が詰まっています。
八郎 (日本傑作絵本シリーズ)八郎 (日本傑作絵本シリーズ)
(1967/11/01)
斎藤 隆介

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三コ (日本傑作絵本シリーズ)三コ (日本傑作絵本シリーズ)
(1969/08/15)
斎藤 隆介

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*Comment

NoTitle 

モチモチの木、小さい頃、その切り絵が何だか恐ろしかった記憶が残っていて、私は、この方達のシリーズ、あまり読んだ事なかったんです。でも、今改めて内容をこう伺うと素敵ですね。絵も子供の頃感じた思いと違うんだろうな。一度図書館で借りてみます。素敵情報ありがとうございます。
  • posted by 玄ママ 
  • URL 
  • 2011.03/24 06:24分 
  • [Edit]

玄ママさんへ 

豆太が怖がる「モチモチの木」
ですから小さな少女だった玄ママさんが怖がるのは
もっともです。
でも子供が怖がるほどの絵が描かれている
その表現力ってすごいと思いませんか?
ぜひ、図書館で借りてみてくださいね。
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2011.03/24 22:16分 
  • [Edit]

NoTitle 

小学生の高学年の時に「花さき山」の切り絵がすごく気に入って、
個人文集か何かの表紙(切り絵にして)にした記憶があります。
そう、とっても色使いがきれいで・・・

 保育士時代結構たくさん本を読み聞かせたつもりでいたのですけど、
題名は知っていても内容を知らない本がたくさんあって、
こうやって紹介してもらえると、図書館に行くのがググッと楽しみになります。
「半日村」読んでみます。
  • posted by いってきまうす  
  • URL 
  • 2011.03/24 23:02分 
  • [Edit]

いってきまうすさんへ 

>図書館に行くのがググッと楽しみになります

こんな風に言ってもらえるととてもうれしいです。
私の本のセレクトは完全に偏っていますが
それでも、一度手にとって読んでいただけたら
と思います。
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2011.03/26 23:49分 
  • [Edit]

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あんすぅままの育児日記

ダンサー
一卵性双生児あんとすぅ(6ヶ月の頃)です

プロフィール

あんすぅまま

Author:あんすぅまま
あん(♀)  2004年6月生まれ
出生体重1992gと小粒で生まれた
ものの保育器から出てすぐの
おっぱい授乳で80ccを飲み
看護婦さんを驚愕させたつわもの。
今も食べるの大好き娘です。

すぅ(♀)   2004年6月生まれ
出生体重1624g
あんよりもっと小さく生まれたけれど
自己主張のはっきりしたがんこもの

とーちゃん 大阪生まれ
得意料理はお好み焼きとたこ焼き
これを作ると必ず
「これって売れると思わへん」と聞く
こてこての大阪人

かぁちゃん 京都生まれ
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