あんとすぅと いっぽいっぽ

子供といっしょにちょこっとお出かけ、働きながらちょこっと手作り・・・そして日々思ったことなどを綴っていこうと思います。

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最近読んだ本達「百瀬、こっちを向いて」

かぁちゃんの読書タイムは概ね通勤の電車の中
なので、あんまりこむずかしいものは避けている。
サクッと読めて、読み終わった後さわやかで
心に残るもの・・・

相変わらず
会社の私設貸し出し文庫で借りて読んでいるのだけれど
最近読んだ中で
これよかった!と思うもの3冊

読んだ順番は違うけど

感想はこの順番に並べたい

「百瀬、こっちを向いて」中田永一
「砂漠」伊坂幸太郎
「家日和」奥田英朗である。

まず「百瀬、こっちを向いて」

4編の短編小説が盛り込まれていますが
どれも高校生の恋愛を軸に話が進む。
表題の「百瀬、こっちを向いて」は
偽装恋愛を頼まれたさえない男の子である主人公が
相手の女の子にほのかな恋心を抱くというストーリー

こうやってあらすじを書いてしまうと
なんてことないありきたりの恋愛小説になってしまいますが
この単行本に収められたストーリー
なにが良いって脇役ともいえる
主人公を取り巻く「人」がそれぞれに魅力的

「百瀬・・・」に出てくるさえない男の子「ノボル」は
自分は人間レベル2くらいの存在と考えている。
「人間レベル2」というのは
容姿は平均以下
学業・スポーツどれもだめで
自分が目立たない
何のとりえもない人間と自覚しているレベル。
クラスの中でも華やかなグループとは一線をひいて
これまた自分と同じく「人間レベル2」のクラスメート田辺君と一緒に
クラスの中で目立たないようにひっそりと溶け込んでいる。

表題作のほかに気に入った
「小梅が通る」では
主人公の春日井柚木は本当は絶世の美少女
ただ本人は人から注目されることを好まず
また、中学時代の仲良くしていた女の子から
引越しの際に「みんな、あんたの顔だけが目当て」
みたいな事を言われ傷つき
引越したさきでわざとブスのメイクをし
似合わない格好をして
これまた、クラスで地味なグループ
のっぽで幸薄い顔の松代さん、小太りの土田さん
と一緒に高校生活を送っている。

「小梅が通る」のあらすじは
ある日、偶然ブスメイクを落とした顔を
クラスメートの山本君に見られとっさに答えた名前が
昔モデル時代に使用していた芸名「小梅」
山本君が柚木とは気がつかず親戚の女の子と
思い込んだのを逆手に
柚木の妹と名乗りその場を切り抜ける。
小梅に会いたいという山本君に「試験で70点以上をとったら」
と無理難題をおしつけ
結局、柚木は山本君の勉強をみることになり
やがて二人、それぞれ最初の思惑とは違い・・・

というこれまた、先が読めてしまうようなストーリーなんですが

先の「百瀬」の田辺君にしろ
「小梅」の松代さんと土田さんさんにしろ
目立たない、クラスでいるのかいないのかわからない
という存在の脇役たちがそれぞれ名台詞をはくのです。
その言葉の持つ温かみがこの「ありきたり」なストーリーを
ほのぼのしたものに変えていきます。

百瀬に恋心を抱き始め
「こんなの知らないままのほうがいいに決まっている」
というノボルに
田辺君は「うまれてから一度もまだ僕は知らない。・・・
でも、僕はその感情を知りたいね」
「百瀬さんに連絡してみたら」と背中を押す。

「小梅が通る」の松代さんと土田さんは
ブスメイクを落として山本君のところに駆けつけようかと
悩む柚木に
「ブスメイクのこと知ってたよ」と伝える。
柚木が顔を隠して生活してのにはないかわけがあるのだろうと
知っていて知らん顔をしていた
二人の友情がなんとも素敵。

忘れてしまった高校生活を思い起こさせてくれ
高校生のどの子も
目立つ子も華やかな子も
地味なグループの子もそれぞれに

輝いていたのだと

気づかせてくれる作品集です。

百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)百瀬、こっちを向いて。 (祥伝社文庫)
(2010/08/31)
中田 永一

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あんすぅままの育児日記

ダンサー
一卵性双生児あんとすぅ(6ヶ月の頃)です

プロフィール

あんすぅまま

Author:あんすぅまま
あん(♀)  2004年6月生まれ
出生体重1992gと小粒で生まれた
ものの保育器から出てすぐの
おっぱい授乳で80ccを飲み
看護婦さんを驚愕させたつわもの。
今も食べるの大好き娘です。

すぅ(♀)   2004年6月生まれ
出生体重1624g
あんよりもっと小さく生まれたけれど
自己主張のはっきりしたがんこもの

とーちゃん 大阪生まれ
得意料理はお好み焼きとたこ焼き
これを作ると必ず
「これって売れると思わへん」と聞く
こてこての大阪人

かぁちゃん 京都生まれ
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ただいま、働きながら双子育児中♪ 
 

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