あんとすぅと いっぽいっぽ

子供といっしょにちょこっとお出かけ、働きながらちょこっと手作り・・・そして日々思ったことなどを綴っていこうと思います。

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大阪松竹座「七月大歌舞伎」

きのう25日大阪は天神祭りで
盛り上がっていましたが
かぁちゃんは別件で大阪へ

ここんとこ、ずっと一人で観にいっていた歌舞伎観劇
「誰か一緒に観にいかない?」と声をかけたところ
「行く!」と答えたくれたのが大学の友人。

去年の秋、京都市内のプチ同窓会で久しぶりに再会した友と
今度は大阪松竹座で歌舞伎観劇です。
七月歌舞伎大阪

さて、今回の出し物はまず・・・

妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)

物語の筋となるのは
史実、蘇我入鹿の横暴に対し行った藤原鎌足のクーデター。
歴史で「大化の改新」とならったあの事件を骨組みに
大和に伝わる伝説を加えて脚色された物語となっています。

入鹿をたおすために必要とされる
「疑着の相」をもつ女の生き血。
「疑着の相」とは嫉妬に狂った女の顔をいいます。
この生き血を手に入れるため打たれた芝居が
鎌足の子淡海(藤原不比等)に思いを寄せるお三輪に
入鹿の娘橘姫と淡海が祝言を挙げたと思い込ませ
お三輪に「疑着の相」をうかばせること。

入鹿の屋敷で官女にさんざんばかにされ
大好きな淡海と橘姫が結婚したと嫉妬に狂ったお三輪さん
このあと、生き血をとられる為に
鎌足の家臣金輪五郎に刺し殺されるんです。(なんてかわいそー)
でも、真相を聞き大好きな淡海様のお役に立てるならと
喜んで死んでいく・・・と

この辺りが題名になっている
婦女庭訓、まぁ婦女子の鑑ってことなんでしょうけど
現代風に考えるとまったくもって
理不尽!
ありえなーいってとこでしょうか。

それでもお芝居としてみると非常に面白い構成です。

入鹿の屋敷まで恋しい男を追ってきたお三輪が
豆腐を買いに行こうと出かける屋敷の女「おむら」
にばかされるシーン
この「おむら」は中堅どころの役者さんが演じられることが
多いそうですが
この日は中村翫雀さん。
三枚目のおむらはちょい役ですが
観客にしっかり印象付けられるおいしい役どころです。

また、その後一目恋しい求女様
(藤原淡海は入鹿の目を欺くため
烏帽子折職人 園原求女 と名乗っています)
に会いたいと屋敷の官女たちに願い出て
この官女たちに思いっきり意地悪されるシーン。
お酌の仕方という作法を無理やり覚えさせられたり
下々のものが歌う「馬子唄」を歌わされたりと
身分違いを辱められます。
このいじめ役の官女は立て役者が演じるのですが
それにより街娘お三輪の可憐さ素朴さいじらしさが
とても際立って表現されるのです。

結局、ばかにされた後、屋敷うちにもあげてもらえず
そして聞こえてくる
淡海と入鹿の妹橘姫が祝言を上げたという声

さぁ、そこから街娘三輪は豹変し
嫉妬に狂います。
結い上げた髪を振り乱し、錯乱し・・・

バレエ「ジゼル」でも
恋しい恋人「アルブレヒト」が実は貴族で婚約者もいると
知ったジゼルは髪をとき、狂乱しますが
西洋東洋問わず、女が狂うシーンで
同じ表現が使われるところ・・・
「女」の性というところでしょうか。

「疑着の相」を浮かべたお三輪を刺し殺すのは
漁師 鮒七(片岡愛之助)
これもまた、敵の目を欺くための仮の姿で
実は淡海の家臣金輪五郎
官女に化け忍び寄る「力物」をやっつけながら
舞台上で鮒七から金輪五郎への早変り

とんぼかえりを打つ「力物」は官女の赤い袴を着けていますので
それが目にも鮮やかに
宙を舞ったり、また金輪五郎に叩きつけられ
舞台上でさかさまに足を上げる様などは
五郎の豪華な衣装とともに
舞台の色彩を鮮やか彩ります。

「豪華な色彩」というのもまた
歌舞伎の楽しさだと思うのです。

この日は「妹背山婦女庭訓」というお芝居の中でも
「三笠山御殿」という入鹿の屋敷での話しだけでしたので
また、今度は別の場いえ
贅沢を言うなら通しで見たいと思うお芝居でした。



次に
大原女(おはらめ)
国入奴(くにいりやっこ)

こちらは長唄の舞踊
最初はおかめさんのお面をつけた愛嬌たっぷりの大原女の姿、
一転して毛槍をもちお国入りの勇ましい姿で踊る奴(やっこ)
その変化が楽しめる「舞踊」です。

最後は
御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)

ご存知、「忠臣蔵」の話です。
殿中で浅野内匠頭が吉良上野介に斬り付けた事件から1年
赤穂の浪人は息を潜め
まるであだ討ちの意思は持たないかのようなふるまい。
次期将軍と目される徳川綱豊はできることなら
赤穂浪士たちに「あだ討ち」をさせてやりたい
と思っています。

綱豊は愛妾お喜世の兄で赤穂の浪人である富森助右衛門に
あだ討ちの意思があるかなきかを見極めようと・・・

徳川綱豊を片岡仁左衛門が
富森助右衛門を市川染五郎

えぇ仁左衛門さん
やっぱり、「おとこまえ」でしたわぁ~

綱豊自身、時期将軍を狙っているのではと
周りから勘ぐられないため
政治に無関心を装い、放蕩を続けているのですが・・・

酔っ払う姿すら、美しい!
気品と貫禄。
泣くしぐさ、笑うしぐさ、すべてが様になる。
(すいません、わたくし一番好きな歌舞伎役者さんが
仁左衛門さんなのでかなりの主観と偏見が入っております)

血気にはやる若い助右衛門を諭す綱豊卿は
そのまま、歌舞伎の何たるかを伝える
「仁左衛門」と「染五郎」の関係のようにも見えました。

豪華な舞台は「日常」に対する「夢」の世界
久しぶりに会った友人と観劇後お茶しておしゃべりして
大いにリフレッシュした1日でした。


さァまたがんばって日常を生活しよう。



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*Comment

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素敵な休日ですね。

大化の改新の時代と聞くと難しいかと思いがちですが、いつの時代にも
男女の恋が絡んでいるというか、変わらないんだなぁ...と、
あんすぅママさんの解説を読みながら感じました。

こうやって分りやすい解説があると歌舞伎も少しだけ敷居が低くなって
観にいきたいなぁって思いました。
  • posted by センカドピヨコ 
  • URL 
  • 2010.07/27 05:32分 
  • [Edit]

天神祭りの日 

このお出かけだったんですね。
いいなぁ~優雅で楽しそう。

私は炎天下の外でフラフラでした(^^;)
  • posted by きなり* 
  • URL 
  • 2010.07/28 16:48分 
  • [Edit]

セカンドピヨコさんへ 

わかりやすい解説
と言っていただけてうれしいです。
私も歌舞伎、それほどくわしい訳ではありませんが
目にも豪華な舞台というものは
やっぱり楽しいものです。
「敷居が高い」とおっしゃらず
観にいかれる方が増えるといいなと思います。
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2010.07/29 17:16分 
  • [Edit]

きなり*さんへ 

本当にこの日は暑かった!
できれば歌舞伎は着物で鑑賞したいのですが、
着物初心者に夏のきものはまだまだ
着こなせません!
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2010.07/29 17:17分 
  • [Edit]

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あんすぅままの育児日記

ダンサー
一卵性双生児あんとすぅ(6ヶ月の頃)です

プロフィール

あんすぅまま

Author:あんすぅまま
あん(♀)  2004年6月生まれ
出生体重1992gと小粒で生まれた
ものの保育器から出てすぐの
おっぱい授乳で80ccを飲み
看護婦さんを驚愕させたつわもの。
今も食べるの大好き娘です。

すぅ(♀)   2004年6月生まれ
出生体重1624g
あんよりもっと小さく生まれたけれど
自己主張のはっきりしたがんこもの

とーちゃん 大阪生まれ
得意料理はお好み焼きとたこ焼き
これを作ると必ず
「これって売れると思わへん」と聞く
こてこての大阪人

かぁちゃん 京都生まれ
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