あんとすぅと いっぽいっぽ

子供といっしょにちょこっとお出かけ、働きながらちょこっと手作り・・・そして日々思ったことなどを綴っていこうと思います。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

京都南座 三月花形歌舞伎公演

日曜日、着物を着て出向いた先は
京都四條南座

昨年の年末、「顔見世」を見逃したかぁちゃん。

ならば弥生三月の花形歌舞伎を!
三月歌舞伎


かぁちゃんの母から電話があった。
「チケット、取れるけど
昼と夜、どちらにする?」

さて、どちらを見よう?

昼の目玉はなんといっても「曽根崎心中」かな
阪田藤十郎の当たり役「お初」を孫である中村壱太郎がつとめ
相手役の「徳兵衛」は壱太郎の父である中村翫雀。
これはこれで興味のあるところだけれど
かぁちゃん、どうせ見るなら「阪田藤十郎」の「お初」が見たい。

あとは、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)と「連獅子」


では夜の部の演目はというと
通し狂言 加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)

こちらの演目は市川猿之助の十八番
それをおいである市川亀治郎が
七役はやがわりし、「花の山の場」宙乗りを
あいつとめまするというもの。

断然、細切れに三作見るよりも
通しで見る夜の部のほうが見ごたえありそうじゃない?
これってバレエの公演でグラン・パ・ド・ドゥの数作品を見るよりも
「白鳥の湖」や「くるみ割り人形」などの全幕の作品を見たい!
って気持ちに似ています。

というわけで、夜の部の観劇に決定!

それに「岩藤」を演じる亀次郎さん
昨年2月の松竹座花形歌舞伎を見に行った際(参照日記はこちら

「蜘蛛絲梓弦」(くものいとあざさのゆめばり)という演目のなかで
その時も5回のはやがわりを演じられ
かぁちゃん、すっかりファンになりましたの。

簡単に加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)
のあらすじを書きつらねますと・・・

こちらのお芝居は浄瑠璃を原作とした人気芝居
「加賀見山旧(こきょうの)錦絵」の後日談として作られたもので
「加賀見山旧錦絵」の話を知っていると
より、面白く見ることができます。

加賀見山旧錦絵

加賀の大名家の女老中
「岩藤」は町人上がりで主人大姫に好かれている
「尾上」をことあるごとにいじめています。
また、岩藤は兄と共謀してお家乗っ取りをたくらんでいるのですが
その証拠の品を尾上に拾われており
その後ろめたさから、尾上を快く思っておりません。
町人上がりであるというのも岩藤にとってはただただ疎ましいだけ。
武芸の心得もないものがと蔑み
試合を申し込むのですが
そのとき、尾上の召使いである少女「お初」が尾上の代わりを買ってでて
見事、岩藤を打ち負かし、尾上の名誉を守ってやります。
が、そのあと、
岩藤の策略で無実の罪を着せられた尾上は
公衆の面前でぞうりで顔をはたかれるという屈辱をうけ
自害してしまいます。
その策略を暴き、岩藤を成敗し
尾上の無実を証明した「お初」は
その後、二代目尾上を名乗り・・・
めでたし、めでたし

というのが「加賀見山旧錦絵」のだいたいのあらすじ
かぁちゃん、実はこの知識、漫画から得ています。

木原敏江さんの「花の名の姫君」
花の名の姫君 (秋田文庫)花の名の姫君 (秋田文庫)
(1997/07)
木原 敏江

商品詳細を見る

この本に収録されているのはすべて
歌舞伎を題材にした漫画なのですが
加賀見山旧錦絵は「わたしが嫌いなお姐様」という題で
収録されています。
かぁちゃんの書くあらすじより断然わかりやすいので
もし、興味のあるかた、読んでみてください。

さて、続きの
加賀見山再岩藤(かがみやまごにちのいわふじ)

多賀家当主の「大領」は側室のお柳の方の色香に惑い
正室「お梅の方」をないがしろにしており、
また、自身の妹、花園姫は長い病に臥せっております。
お柳の方は実はお家乗っ取りを計る「望月弾正」の妻で
弾正の悪巧みのため、大領のもとにおくりこまれているのでした。

花園姫のご病気、お家のごたごた
これらはすべて、先に恨みを飲んで死んだ「岩藤」の怨念

岩藤亡き後、二代目、尾上を拝命したお初は
岩藤のなきがらが討ち捨てられた八丁畷で
岩藤の骸骨に出会います。

まず、ここがこの物語の第一の見せ場

ところどころにちらばった人骨が
ひとつところにより集まってきて
岩藤の亡霊に変化していく
ゆえにこの「加賀見山再岩藤」は別名
「骨寄せの岩藤」とも言われています。

この亡霊、尾上が大切にする朝日の弥陀の尊像をさしむけると
退散するのですが

そのあと、美しい局の姿になって現れ
多賀家に災厄、ふりまかんと
満開の桜の山を見下ろしながら
「ふわりふわり」と遊泳していくのです。

この「花の山の場」の宙乗り
「ふわふわ」と呼ばれる場面だそうですが
指した傘にロープがつけられ
それによって宙吊りにされているのに
全然、無理がないんです。
優雅に足を動かしながら空中を散歩する様は
本当に宙にういているよう・・・

この場、岩藤役の亀次郎さん
観客席に向かってめいいっぱい愛想を振りまいてくれます。
かぁちゃん、今回の席、前から10番目花道の上手すぐ横(6番)という
席でしたが花道から現れるさまはばっちり!
そのあと花道上を宙中遊泳されるさまは
首が痛くなるくらい真上を見上げながら見ていました。

扇で顔を隠した後、上手、下手、2階席、それぞれの方向に
亡霊らしいすこし不気味とも思える笑みを投げかけ
ファンサービス
そして、3階席の辺りに消えていきます。

そっか、だから、この芝居、3階席のほうが売れるんだ!
購入の際、席確認したら、3階席が先に売り切れていたんだ、この芝居。
良くご存知の通の方はこの場面のここを目当てに
値段の安い3階の席を求めるのかも。

さて、話はまだまだ続きます。

いっこうに良くならない花園姫のご病気
病気平癒のため鬼子母神様におまいりしようと
額に入れた草履を持参で尾上が多賀家奥殿に詰めていると
そこに亡霊「岩藤」登場

病気平癒のためしたためられた祈念書が
策略ですりかえられ、花園姫調伏の書に。
それをみた「岩藤」が尾上を
「忠義面してお家乗っ取りをたくらむこの不届きもの」
といって額の草履で打ち据えます。
岩藤
ポスターにもなっているこのシーン

この場面、前作「加賀見山旧(こきょうの)錦絵」の一場面を髣髴させ
この芝居をより、面白いものにしています。

ここまで書いてきて・・・

上の文章で太字にした
「多賀大嶺」「正室お梅の方」「望月弾正」「岩藤」
これすべて市川亀次郎さんがつとめています。
他にも大領の家臣「長谷部帯刀」「奴伊達平」「鳥居又助」
合計7役

なので
主人大領が上手に引っ込んだと思えば
今度は奥方お梅の方が下手から登場
とか
男女、悪役、いいもん、亡霊取り揃え
つぎつぎと役を変わっていくはやがわりは
文句なくおもしろい!

最近ではこの芝居を作った猿之助さんは
どんどんはやがわりの役を減らしていっているそうですが
そりゃぁそうだろう。
舞台に出ている時だけじゃなく
きっと、舞台裏でもひっしのぱっちで早変わりが行われているはず。
通し狂言4時間強のこの芝居
体力なくてはやっていけないだろうな。

他にも、悪役「弾正」の捕り物や
忠義のつもりで誤って
正室「梅の方」様を暗殺してしまう「鳥居又助」の泣かせるお芝居
など見所満載!

歌舞伎はむずかしい

と思われがちですが

ストーリーは単純明快!
このお話も最後は岩藤は退治され、悪役「弾正」つかまって
花園姫のご病気も回復し
めでたし、めでたしとなっています。

早変わりは見ているだけでぞくぞくするほど楽しい。

豪華な衣装は目のこやし

そして、宙乗りあり、派手な立ち回りあり

大掛かりな舞台装置のけれん味あふれる舞台転換。

お客さんに楽しんでもおうと工夫された手法に
のっかってこのエンターティーメントを
楽しめばいいんだと思います。

そのうち、ご贔屓の役者さんがつけば
あなたもすっかり歌舞伎のとりこ。

かぁちゃん、今回、妹と行く予定だたんだけど
妹と予定が合わず一人で行ってきました。
見たい作品があれば一人でだって行ちゃうけど

今度はどなたかご一緒に・・・

歌舞伎、見に行きませんか?

ランキングに参加しています。
応援ポチお願いします。
にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 京都情報へ
にほんブログ村

*Comment

連獅子 

見てみたい♪見たことないんですよ~。毛ぶりを生で見てみたい。ところで…木原敏江さんのこの本、持ってます~。文庫ではなく単行本の方♪
なんだか、ぽっかぽかといい、嬉しい。
  • posted by 榮の間 
  • URL 
  • 2010.03/10 09:18分 
  • [Edit]

榮の間さんへ 

「花の名の姫君」「ぽっかぽか」
こちらこそ、榮の間さんと趣味が似ているのかと思うと
なんだかうれしい♪
世代が一緒!ってことかもしれませんが
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2010.03/11 06:49分 
  • [Edit]

私も~ 

行ったこと無いんです。
行きたぁ~い!!
  • posted by きなり* 
  • URL 
  • 2010.03/11 23:40分 
  • [Edit]

きなり*さんへ 

きなり*さんは平日しか出にくい?
今度は一度お声をかけさせていただきます。
  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2010.03/12 06:14分 
  • [Edit]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://angejumelles.blog27.fc2.com/tb.php/546-4b45fc4c

Menu

応援おねがいします。

ランキングに参加しています。 よろしければ押してください。

あんすぅままの育児日記

ダンサー
一卵性双生児あんとすぅ(6ヶ月の頃)です

プロフィール

あんすぅまま

Author:あんすぅまま
あん(♀)  2004年6月生まれ
出生体重1992gと小粒で生まれた
ものの保育器から出てすぐの
おっぱい授乳で80ccを飲み
看護婦さんを驚愕させたつわもの。
今も食べるの大好き娘です。

すぅ(♀)   2004年6月生まれ
出生体重1624g
あんよりもっと小さく生まれたけれど
自己主張のはっきりしたがんこもの

とーちゃん 大阪生まれ
得意料理はお好み焼きとたこ焼き
これを作ると必ず
「これって売れると思わへん」と聞く
こてこての大阪人

かぁちゃん 京都生まれ
このブログの管理者
ただいま、働きながら双子育児中♪ 
 

最近の記事

カウンター

ブログ内検索

ブロとも申請フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。