あんとすぅと いっぽいっぽ

子供といっしょにちょこっとお出かけ、働きながらちょこっと手作り・・・そして日々思ったことなどを綴っていこうと思います。

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桜の季節に思うこと

「桜の樹の下には屍体が埋まっている」と言ったのは
梶井基次郎

「願わくば花の下にて春死なん
その如月の望月の頃」と詠ったのは西行法師


「桜の花びらはたくさんの目が集まっている。
それが、全部こっちを見ているみたいで気味が悪い」
と言ったのは・・・私の妹

さくら、さくら、今咲き誇る刹那に散りゆく(森山直太朗 さくら)
魔性の花

桜にまつわる伝説が数々あるのは
いっせいに咲き誇る様も
また、潔いまでの
その散り際もが美しいからでしょうか?


桜の花の魔性の部分を書いて圧巻なのは
木原敏江さんの漫画「夢の碑」シリーズ
歴史・鬼・歌舞伎や能を題材にした
どのお話も大好きなのだけれど

桜にちなんだ話が書かれているのが

「青頭巾」と「桜の森の桜の闇」
青頭巾 (小学館文庫―夢の碑)青頭巾 (小学館文庫―夢の碑)
(1998/02)
木原 敏江

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とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)とりかえばや異聞 (小学館文庫―夢の碑)
(1998/02)
木原 敏江

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(「桜の森の桜の闇」はこちらに収録されています)

「青頭巾」は上田秋成の「雨月物語」を下地に
木原敏江さんが脚色なさって創作された話。

時は平安時代
落ちぶれた貴族秋篠がその美貌を武器に
もう一度宮中での栄華を我がものにするため
「桜の樹」に願掛けをします。

さんさんさくら、さんざくら
わが身が欲しくば
われの願いをきけ


秋篠には本来の許婚者、貧しくとも身分の高い颯子
そして、秋篠に思いを寄せる時の権力者平清盛の孫、照日
がいます。

二人の女性はそれぞれ秋篠の「愛」は自分に多く向けられていると
信じていますが
秋篠が愛しているのは己自身のみ

桜吹雪の舞う中で
二人の女が秋篠を奪い合い
最後には。。。。
鬼になります。

秋篠は桜の花びらの下で骨となり
その上に降りしきる桜・桜・桜

さんさんさくら、さんざくら
あの子が欲しい
血潮もおくれ


「桜の森の桜の闇」
自由奔放で傲慢な朱夏
自分の婚約者である白衣に言い放ちます。
「われを好いていると言うのなら
その証をみせろ。
われが言いと言うまで、ただわれを待て」
そして、旅にでて山賊になり
自由気ままに暮らし、
別の女と時に鬼と名乗る男
(桜に見入られ時の間に鬼となって漂う秋篠?)とも戯れ・・・
何年も家を空け放蕩し、傷を負ったときに
思い出すのは故郷、吉野

待っているはずである、白衣の元へ帰ります。

はたして、白衣は待っていました。
ただただ、朱夏が帰ってくるのを・・・

戻った朱夏を喜んで迎え
そして、「お前に見せたいものがあるのじゃ」
と・・・

朱夏の目の前でその細くびをかき切って
「私の誠をみるがいい!
大好きなお前が待てというなら
何年でも待とうぞ!
だが、しかし・・・
思い知るがいい
私がどれほど、お前を愛しているか
私がどれほど、お前を憎んでいるか!」

激しい愛は時に憎しみに変わる・・・
ただ待つだけの弱い女白衣は。。。オニになった。


「なぜ、わしが帰ってきたのに・・・
これから二人で仲良く暮らそうと言うのに、
なぜ、今自らの命を絶つ!」

その朱夏の周りをうるさいくらいに取り囲む
桜の花びら
舞う、はなびら・・・

花は積もって雪になる
さんさんさくら、さんざくら
しんしん しんしん しんしんしん


どちらも桜の花が人間の狂気をより恐ろしく
効果的に演出します。

ただきれいなだけの花じゃなく
「魔」を持つ花、桜

そして、思い浮かぶのはやはり

「桜の樹の下には屍体が埋まっている」

しだし、名言!

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*Comment

NoTitle 

どちらも知らなかったのですが、あんすぅままさんの記事を読んで読みたくなってきました。

満開の桜は美しいけど、ちょっと怖い。
それは、梶井基次郎さんの言葉を思い出すからか
あまりの美しさが冷たく怖く感じるのか…
花を見てぞくっとするのは私だけじゃないんですね。
  • posted by セカンドピヨコ 
  • URL 
  • 2009.04/09 10:50分 
  • [Edit]

セカンドピヨコさんへ 

木原敏江さんの漫画
他の「夢の碑」シリーズも好きな漫画
いっぱいあります。
もし、どこかで見かけられたら
一度、中を見てみてください。
私はここから歴史のほかの本を読み始めました。

  • posted by あんすぅまま(お返事) 
  • URL 
  • 2009.04/09 22:24分 
  • [Edit]

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あんすぅままの育児日記

ダンサー
一卵性双生児あんとすぅ(6ヶ月の頃)です

プロフィール

あんすぅまま

Author:あんすぅまま
あん(♀)  2004年6月生まれ
出生体重1992gと小粒で生まれた
ものの保育器から出てすぐの
おっぱい授乳で80ccを飲み
看護婦さんを驚愕させたつわもの。
今も食べるの大好き娘です。

すぅ(♀)   2004年6月生まれ
出生体重1624g
あんよりもっと小さく生まれたけれど
自己主張のはっきりしたがんこもの

とーちゃん 大阪生まれ
得意料理はお好み焼きとたこ焼き
これを作ると必ず
「これって売れると思わへん」と聞く
こてこての大阪人

かぁちゃん 京都生まれ
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